制服の歴史もイギリスにあり!
2nd May 2025
留学生のボーディングスクールを選ぶ際、親御さんの多くはその学校の学業レベル、施設のクオリティー、場所等に関心を持たれます。一方、留学生の関心度はより生活に沿ったものが多く、食べ物や寮の部屋など。そして、必ずといってよいほど女子の関心度上位に上がるのが「制服」です。
イギリスの学校の制服の起源は16世紀中頃に遡ります。最初に制服を導入したのは、1552年に設立されたボーディングスクール、Christ’s Hospital。この学校は、当時貧しい子供たちへの救済活動の一環として制服を導入しました。同校の制服は青いローブと黄色のハイソックスが特徴で「ブルーコート」と呼ばれ、修道士の服装に似ており、今日も学校の象徴となっています。制服の全国的な普及が加速したのは1870年以降。初等教育法により、全ての初等教育が無償化されたため、多くの学校が制服を導入するようになりました。
現在のボーディングスクールの制服は、主に学校の雰囲気や秩序を保つための重要な要素とされていますが、同時に多様性=性別、人種、宗教の自由を尊重するようにも設計されています。イギリスのボーディングスクールの制服の歴史は、その時代の社会の変化や文化の影響を反映しており、今後も進化し続けるに違いありません!
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