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あなたはベジタリアン派、それともヴィーガン派?

5th Mar 2021

海外のセレブや日本でもおしゃれなレストランで「ヴィーガン」という言葉が発されるようになってきて、一つの流行を呼んでいるようです。 そもそもこれはイギリス発祥だということはご存知ですか? 動物愛護運動が盛んなイギリスではの産物で1900年代中頃から世の中に出てきたとのことです。

肉や魚は食しないでも卵、乳製品などは受け入れるベジタリアンの究極版ともいえるのがヴィーガンという完全に菜食しかとらない人たちを指します。ダイエットはもとより、健康にも良いなど色々と言われていますが、動物性タンパク質をまったく摂取しないので、下手をすると体を壊す要素にもなりかねません。イギリスにはヴィーガン食だけを売るスーパーマーケットも多数出来るなど、動物性タンパク質を補う代用食も豊富に入手できるようになっています。味の方も昔とは比べ物にならないほど美味しくなっているようです。これを好む家庭もそこそこ出てきている以上、学食でもこのトレンドには抗えず、必ずベジタリアン用のメニューがあるのが今日です。

15年位前ですが、娘が丁度イギリスの大学受験(A level)の真っ最中にイギリス人の親友がA levelの終わった後に是非とも日本に来たいという話が持ち上がりました。この子の母と私は結託して「2人とも第一志望の大学に入ったらOK」ということで発表の日を待ちました。その時、この母からあるリクエストがありました。彼女のベジタリアン嗜好を変えて欲しいということだったのです。どうもナイーブなティーンエイジャーは動物が可哀そうという観点からベジタリアンに傾倒する傾向にあります。彼女の母はそれを心配して私にその役目を託したのでした。結果は上出来。日本の霜降りの美味しいお肉を前に食欲旺盛の彼女は抵抗できず。彼女の母は大喜びでした!

ベジタリアンやヴィーガンの是非は分かりませんが、育ち盛りの子供たちが「流行」という名目だけで肉や魚を食べない・・・のはあまり賛成できませんね。

渡邊