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アクティビティ:楽しい“だけ”?

5th Feb 2021

渡邊オフィスでは毎日学校から様々なお知らせを受け取ります。

つい先日受け取ったものの中に「海の中をイメージしたケーキを作ろう」というイベントのお知らせがありました。ケーキを作る、しかもテーマは「海の中」!私だったらどのようなものを作ろう…と頭をひねりながら、生徒たちが作るだろうケーキの想像にしばらく浸りました。しかしここで大人である私がどれほど想像力を働かせようと、子どもたちには遠く及びません。子どもたちが持つ豊かな想像力を活かせる機会をたくさん与えるというのは、英国のパブリックスクールならではの取り組みだと思います。日本の教育の根底には「正解がある」という前提が少なからずあるため、美術や図画工作の授業でも本当の意味で子どもの想像力に任せるという機会はなかなかありません。どうしても無難なものや、お手本に少し手を加えたものばかりになってしまいます。その点、英国では自分の個性・感性を表現することが当たり前のこととされています。個性に正解は無いため、自分の個性を尊重するということは他人の個性を尊重するということにもつながります。創作活動を通じて個性の尊重を身につけることができるというのは、英国で教育を受ける大きな利点の一つだと言えるでしょう。

また、ケーキ作りの他にも「有名なミュージックビデオやミュージシャンの再現をしよう」というチャレンジや「自分だけのフェイスパックを作ろう」というアクティビティもありました。渡邊オフィスの生徒も積極的に取り組んでおり、出来上がったものをクラスで一番早く提出して先生を驚かせていた強者もいました!

小島