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暗記もの

18th Jan 2019

春学期はGCSEやAレベル模擬試験がある学校が多く、新年早々試験勉強の留学生も多いと思います。詰め込み教育ではないとはいえ、勉強にある程度暗記が付き物なのはイギリスでも同じです。中でも留学生が苦戦する事が多いのは各科目の専門用語ではないでしょうか。

 

生物では人体や植物の複雑な構造を学ぶにあたって覚える言葉が非常に多く、日常会話では馴染みがない上にスペルも不規則でネイティブのイギリス人生徒も覚えるのに苦労します。勉強方法は意外と地道で、黙々と暗記するしかありません。例えば私がGCSEの勉強をしていた時は暗記する単語を何十回も繰り返し書き“手に覚えさせ”ました。不規則な読み方をする単語はアルファベットの見た目通りにあえて“誤った”読み方で一旦覚えてしまい、とりあえず書けるようにしていました(例:Stomachを「ストマック」ではなく「ストマッチ」と覚える等)。今思うとイギリス人の同級生たちも同じ方法で試験勉強をしていました。日本での漢字を覚える時は繰り返し書き、不規則な読みの漢字はまず見た目通りの読み方で覚える事をしていたので(例:土産を「どさん」と覚える等)暗記の仕方は共通しているようですね。

 

イギリスでは考える、分析する、自分の意見を言うなど、暗記が中心の勉強ではないものの、やはり基本的な事は覚えなければいけません。その為には地道にコツコツと反復練習をしなければいけない点は日本と同じです。暗記が苦手だからといって、イギリスに行けば逃れられる訳ではありません!

 

長須