夏休みの過ごし方
10th Jul 2015
イギリスではほとんどの学校が長い長い夏休みに入りました!試験を終えた生徒たちは遊ぶ気満点でしょうね。ですが、2ヶ月も休みがあると、自由研究や部活もないのに、どう有効に過ごさせればよいか悩む親御さんも少なくないと聞きます。また、夏休み=数週間の休暇を取り家族と南国で過ごす、を主流とするイギリスとはかけ離れた日本のワーキングスタイル。子供としても、帰国する前はこれをしようあれもしようと妄想をしますが、休みが長ければ長い程、蒸し暑さも助け、モチベーションが落ちダラダラと過ごしてしまいがちです。
日本の小学校でよくある「夏休みの目標と予定表」。留学当初は帰国するとよく母に書かされました。先ずは「目標」(というか何をしたいか)を書き出し、家族と共有する。学期中に電話やメールでコミュニケーションを取っていても、親に伝わっていないことが多かったりしますよね。興味がある習い事や行きたい所を自分でインターネットなどで調べさせるのも案かと思います。早めに意思の疎通を行い、早めに企画し手配をし、スケジュールを埋めていくことでモチベーションをキープできたように思います。
生徒によっては、休み中に学校の友人を日本に招きたい子もいるでしょう。親としてどんなおもてなしをすれば良いのか。考えすぎて招待するのを躊躇してしまったり。でも、招くことは生徒自身の今後にプラスとなり得ると私は思います。一年の大部分を日本を離れて暮らす生徒たちなので、自分の文化に触れる機会、そしてそれを海外の人に伝わるように紹介する機会を与えることに大きな意味があるのではないでしょうか。他人のお子さんを預かるのは容易なことではありませんし、親御さんが連れて回る時間も限られていると思いますが、信頼できる祖父母や親戚などにお願いできれば可能かもしれません。逆を言えば、学期中はイギリスの親御さんたちにお世話になっています。外泊許可週末や中間休みに友人宅にお呼ばれすると、彼らの家庭環境や、家庭と社会とのつながりに触れることで、繊細なイギリス社会の理解が深まります。
最後になりますが、先日会員皆様にお送りしたレターに記載しておりますように、夏休み中に渡邊オフィスの留学生同士が交流する場を企画したい、または参加したい、という方は渡邊オフィスまでご一報ください。直接連絡を取り合っていただくために名簿を作り、それをお渡ししたいと思います。休み後に、賑やかな会のお話が聞けることを楽しみにしています!
では皆さん、有意義なお休みをお過ごしください。
矢部