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新しいお札

12th Jul 2024

去る7月3日に日本で新紙幣の流通が始まりましたね。顔ぶれのうちに海外留学のパイオニアである津田梅子が選ばれたことは、渡邊オフィスとしても嬉しいニュースでした。一方、少し前の6月5日には、イギリスでもチャールズ三世の新紙幣がやっとお目見えしましたが、キャッシュレス化が進む中、今の留学生はお札を見る機会も少ないのではないでしょうか?そこで、イギリスのお札についてご紹介してみます。イギリスのお札には、£5、£10、£20、£50と4種あり、いずれも表面には君主の顔が印刷されています。裏面は?というと、別の著名な人物の顔が描かれているのですが。今回の新しいお札は、表面の君主の顔がエリザベス女王からチャールズ国王に変更されたのみで、実は裏面の4人は変わっていません。4人の顔ぶれはというと、ウィンストン・チャーチル(£5)、ジェーン・オースティン(£10)、ウィリアム・ターナー(£20)、アラン・チューリング(£50)と、国外の人にも知名度が高い人物たちです。

「誰をお札の裏面に刷り込むか」の選定は、「国の内外での知名度」「多様性」等を条件に、国の選定委員会が選んだ候補に対して国民の投票を募り、委員会が最終決定をするそうですが、確かに4人とも認知度は抜群です。今さらですが、イギリスには政治、芸術、科学、、、とあらゆるフィールドで活躍した世界的に著名な功労者が多いことがわかります。津田梅子さんの功績だってもちろん大きいですが、日本で世界を唸らせる人物がお目見えするのは、次代の紙幣に委ねることになりそうです。

ちなみに、ウィンストン・チャーチルと映画でも有名になった科学者のアラン・チューリングは、どちらも渡邊オフィスでも馴染みのある有名ボーディングスクール、HarrowとSherborneの出身です。イギリスでもし次世代の紙幣誕生があったなら、今度はまたボーデングスクール出身者が選定されるのでしょうか。ちょっと楽しみではあります。

山岸