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試験勉強の季節です

17th Apr 2026

イギリスの受験(中学共通入試、GCSEやAレベル)の時期は5〜6月。試験勉強や復習のことを “Revision” と呼び、成績表や学校からのお便りには「この春休みが正念場」「Revision は必須」といった言葉が並びます。

私が渡邊オフィスに入った30年以上も前、留学生の成績表を読みながら自然と覚えたのが、この“Revision”という言葉でした。ただ当時は、「どうやって勉強するか」についての具体的なアドバイスは学校からのお便りにはほとんどありませんでした。渡邊に尋ねると返ってきたのは、「特別なことは何もない。自分でノートをまとめ、問題を繰り返し解き、友達と出し合って、暗記するのではなく、きちんと理解することが必要」という答え。

ところが今では、状況は大きく変わりました。多くのボーディングスクールが試験勉強の方法そのものを丁寧に指導し、時には春休みの学習計画表まで一緒に作ってくれるのです。

先日、あるプレップスクールが最終学年の生徒に向けて行った「試験勉強の進め方」のプレゼン資料を見る機会がありました。図解やキャッチーなキーワードが散りばめられたパワーポイントは、眺めているだけで「やれそうな気がする」気持ちにさせてくれるほど。

「最近の留学生は恵まれているなぁ」と感じる一方で、どれだけ手厚いサポートがあっても、最終的に勉強するのは自分自身という事実は変わりません。

そのプレゼンの最初のスライドには、こんな言葉がありました。

“事実:試験が好きな人も、勉強が好きな人もほとんどいない”。 

”現実:でも、試験勉強という課題は目の前にある。あなたならどうする?“

そして提示される選択肢は二つだけ。

“選択肢① やらない(ここで終了)”

“選択肢② やる(この先のガイドへ進む)”

子どもの気持ちをつかむ、実に上手な導入だと思いました。イギリスの先生方は昔よりずっと生徒の目線に寄り添い、やる気を引き出す工夫を惜しみません。その手法もリソースも年々進化しています。それでも、最後に必要なのはやっぱり「自分でやる力」。これは今も昔も変わらない真理です。試験を抱えた留学生のみなさん。あなたは①と②、どちらを選びますか?

山岸