ボーディングスクールへ杖をついて訪問しました
22nd May 2026

先日、久しぶりにイギリスへ学校視察に行ってまいりました。実はここしばらく脚の不調があり、杖をつく日々。学校視察といえば、広大なボーディングスクールの敷地内を歩いて回るのが付き物ですので、訪問先の学校には事前にそのことをお伝えしていました。
すると、ある学校では、なんと写真のようなカートを用意して待っていてくれたのです。

校庭の木々や芝生を整備する庭師さんたちが使うものだそうですが、学校のロゴが入ったシックなデザインで、乗り心地もなかなか快適。途中で降り出した雨もしのげて、運転してくださったChaplain(牧師先生)とのお喋りも楽しく、思いがけず特別な学校見学になりました。他の学校でも、私の歩くペースに合わせて見学ルートを工夫してくださったり、荷物をさっと持ってくださったりと、本当に自然に助けていただきました。その「自然さ」がとても印象的だったのです。
日本では、杖をついていると、どうしても周囲の視線を感じる場面があります。でもイギリスでは、自分自身が杖の存在を忘れてしまうような感覚がありました。空港や駅で段差があるところでは必ず「持ちましょうか?」と声をかけてくれる人が現れます。そんな場面に触れるたびに、「ああ、イギリスに来たなあ」と感じていました。
その一方で、帰りの飛行機では少し面白い発見もありました。日本人の乗客でほぼ満席だった機内では、荷物の上げ下ろしは基本的に“各自で”という空気。荷物棚に杖があっても、そのまま自分の荷物だけを取って進んでいかれる方が多く、イギリス滞在中にすっかり甘やかされていた私は、逆カルチャーショックを受けざるを得ませんでした!
山岸