他人との共存
29th May 2026
不登校=学校に行きたくない。たぶん昨今の理由の多くは学校の勉強そのものよりも学校での人間関係にあることが多いようです。ある不登校のアドバイザーが「学校が合わない場合は、無理して行かず、自分に合う環境を探す」という提案をしていました。まったく違うとは言いませんが、果たして自分にぴったり合う環境に一生身を置くことが出来るでしょうか?この提案は「自分に合わせてくれる環境探し」と言う風に私には聞こえます。人間は一人ずつ皆違います。ですから学校も職場も結婚も劣悪ではない限り、「合わせる」という努力が大なり、小なり必要なのでは?まず自分に合わせて欲しいという上から目線の願望を消さなければならないのではないでしょうか。
実は留学とはまさにこの「自分が合わせる」が最大の課題であり、素晴らしいトレーニングなのです。もしかしたら、同じ価値観の中で自分を変えるのは難しいのかもしれません。日本という国、日本人という枠の中だと固定概念や周りを気にする国民性が邪魔をするからなかなか自分を容易に変えることは難しい。しかし、外国というまったく違う人種と異質な環境では、違うことが当たり前であり、「合わせる」しか方法はないため、諦めがつき案外容易くできるのではないかと思います。そうしている内に世の中は自分とは違うものであふれているのが当たり前でその中でやっていく力がついてきます。究極の「違う」ことの体験ですね。
特にボーディングスクールは24時間他人と一緒なので、良い意味で逃げ場がありません。長期の留学を経験した者が口を揃えて言うのは、「ソーシャルスキル」つまり人間関係の構築においてのスキルが抜群に高くなったことです。特にボーディングスクールは学校と居住が一緒になっていますから、引きこもりというチョイスが物理的にないことも幸いなのです。誰とでも付き合えるスキル。これこそ人生を楽しく広がりのあるものにします。
人類は元来とても柔軟性がある生き物であり、ゆえに何世紀も生き延びてきたのですから、実は誰にでも自分を変えることはできるのではないかと思います。上手に自分を表せる世界の方が数段面白いはずです。ボーディングスクール、挑戦してみませんか?
渡邊