ボーディングスクールとデバイス
5th Jun 2026
多くのボーディングスクールでは、生徒の安全を守るために校内Wi‑Fiにフィルタリングがかかっており、危険と判断されたサイトや一部SNS・アプリには各自のデバイスからアクセスできない仕組みになっています。学校にいる間、生徒はこのWi‑Fiを使うことがルールであり、アクセスが制限されていることもその一環です。
デバイスの中でも、最近持っていない留学生はいないスマートフォン。今や、自分自身が楽しむだけでなく、友達との関係をつなぐ大切な手段です。かつて携帯電話さえない学生生活を送っていた私からすれば、学校で直接話していればいいじゃない、と思うのですが…そうもいきません。友達とのつながりといっても、ただLINEで話す時代はもはや少し前…最近の留学生と話していると必ず出てくるのが、「Snapchat」と「BeReal」です。2つとも写真を投稿するということでは共通していますが、Snapchatは投稿した写真や動画が消えること、ストリークス(友達と毎日24時間以内に欠かさずメッセージを送り合うと連続日数が表示される)、BeRealはランダムなタイミングで通知が来てから2分以内に写真を投稿することが特徴です。
生徒からすれば、楽しいアプリですが、ボーディングスクールから見ると、心配な要素のあるアプリであることは明らかです。それゆえに、ボーディングスクールによっては、学校Wi-Fiでアクセスを制限しています。
ここで登場するのがVPN=Virtual Private Networkと呼ばれる仮想専用通信網です。このVPNというシステムを使えば、学校のアクセス制限をすり抜け、全てのサイトやアプリにアクセスができるようになります。それゆえに、学校は生徒の安全を守るため生徒のVPN使用までも規制する必要があるわけです。
生徒からすれば、決して悪いことを企んでいるわけではなく、友達とのつながりを絶やしたくないだけ…ではありますが、ボーディングスクールというコミュニティのルールをリスペクトして従うこと。その重要性を学ぶこともまた、留学生活の大切な学びの一つだと改めて感じています。
後藤